梶栗玄太郎会長を偲んで(1)

2012年12月26日

国際ハイウェイ財団理事長・大江益夫

 

 梶栗会長に初めてお目にかかったのは今から46年前、1966年夏期・関西地区修練会で原理講義を受けた時でした。梶栗大阪教会長(当時)の講義の中で初めて聖霊体験を味わい、松本ママからも「高校生でも教会を立てた人がいる。貴兄も頑張りなさい」と言われ京都教会に入教しました。

 

 早稲田の学生時代、大学祭で勝共研究会の発表をする時、多くのアドバイスを受けました。新宿の西口広場の群集の中で、独りマイク無しで勝共講義をされる梶栗会長の姿に感動したからです。それがご縁となり以後40年にわたるご指導を受けることになりました。

 

 その中で最もお世話になったのが国際ハイウェイ・日韓トンネルプロジェクトです。1982年の春、「君も日韓トンネルを一緒にやらないか?」と声をかけて頂き、二つ返事で承諾しました。梶栗会長は芝浦工大の土木卒で、ゼネコンの前田建設工業で現場監督をしてきた方です。口癖は、「大分県耶馬渓(やばけい)の青の洞門(300m)をたった一人で30年かけて掘り抜いた禅海和尚のように、自分はたった一人でも日韓トンネルを掘り抜く決意である!」「真剣にやれ! 冗談でやっていたら必ず事故が起きる。事故は絶対おこしてはならない!」でした。

 

 このような梶栗会長に対して、真のお父様(文鮮明師)は、「梶栗さんが日韓トンネルを掘っているから日本は滅びないよ! 先生も一人で対馬から日韓トンネルを掘る!」と聖和の直前まで語られていました。

 2012年12月26日 記

 

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