現在、全国各地で被災者支援のため、公私において活動しておられる全国の教会員の方々に心から感謝申し上げます。
この度の震災による福島第一原子力発電所の事故に関して、現在、国内外のインターネット上にはさまざまな情報が出回っています。その中には、確固たる根拠もなく、いたずらに不安を煽るような内容も多く含まれていますので、教会員のみなさまにおかれましても、政府等による公式発表を踏まえて、適切に情報を判断され、冷静に行動してくださるようお願いいたします。
昨日、これらの事態を受け、梶栗玄太郎会長が以下の如くコメントを発表いたしましたので、お知らせします。
「今も被災地で活動している支援部隊の方々やボランティアの方々、そしてまさしく原子力発電所の中で、最悪の事態を防ごうと懸命に戦っている多くの作業員等の方々がいらっしゃいます。このような状況下にあって、私たちも国と被災者の安全を祈り、冷静に判断して行動してくださるようお願いします。」
全国の教会員の方々は、上記の会長のコメントを受け止め、あくまで政府の指示、本部の公式な見解等を踏まえて緊急事態に対しても冷静に行動してくださるようお願いいたします。
ちなみに、19日午前に発表されたIAEA(国際原子力機関)の専門家チームによる調査報告によれば、「東京都内で健康上の危険はない」との評価がなされましたし、WHO(世界保健機関)は、原発から半径30キロ圏内を除けば、現時点で東京都内を含め日本への渡航を制限する必要はないとの見解を公表しています。